校内研究

                                                平成24年度
                                  学校研究主題に基づく校内研究計画
     
Ⅰ 研究主題
      確かな学力を身に付けた児童生徒の育成(2/3年次)
      ~理科・生活科における実感を伴った理解を図るための授業づくりの工夫を通して~
     
Ⅱ 研究主題設定の理由
 教育の今日的課題から
         中央教育審議会の答申(平成20年1月)では,教育内容に関する主な改善事項

       の柱の一つに,「理数教育の充実」が掲げられており,観察・実験やレポートの作

       成,論述,自然体験などに必要な時間を十分に確保するために,算数,理科の授業

       時数を増やすこと,国際的な通用性,内容の系統性,小中高での学習の円滑な接続

       等を図る観点から必要な指導内容の充実を図ること,教育内容の充実に加え,それ

       を支える教育条件の整備を図ることなどが提言された。この答申を受けて,小学校

       では理科の授業時数が16%増加された。教科の指導に当たっては,基礎的・基本

       的な知識及び技能の活用を図る学習活動を重視し,言語活動を充実すること,体験

       的な学習や基礎的・基本的な知識及び技能を活用した問題解決的な学習を重視し,

       自主的,自発的な学習が促されるように工夫することが要求されている。
 教育目標の具現化から
       本校では「豊かな人間性と確かな学力を身に付け,心身共に健康な二小の子供の

      育成」を教育目標とし,目指す児童像に「進んで学ぶ子」「やさしい子」「健康な

      子」を掲げ教育活動を展開している。
       昨年度は,理科や生活科において「実感を伴った理解」を意識し,児童に身近な

      物を取り上げた課題を提示したり実験を行ったりしてきた。また,学習の流れを提 

      示や,ノートの使い方についての工夫を行ってきた。この一年で,子どもたちは,

      理科や生活科に,興味・関心を持って授業に取り組む児童や見通しをもって学習に

      取り組む児童の姿が見られるようになった。
       そこで,,今年度は,昨年度身に付いた資質や能力をより一層育てていき教育目

      標の具現化を図っていきたい。
 本校の児童の実態から
       女川町では,本年度も,町5校で研究主題を「豊かな学力を身に付けた児童生徒

      の育成」として研究に取り組む。CDT-Ⅱの結果を見ると,「科学的思考」「技

      能・表現」「知識・理解」については,全国平均を上回る学年が多い。しかし,自

      然事象への関心・意欲・態度に課題が残る。そのため,習得した知識を活用し,探

      究し続けるという姿勢に乏しい。
       昨年度の研究実践で興味・関心を持って授業に取り組む児童や見通しをもって学

      習に取り組む児童の姿が見られるようになってきている。
         そこで,これらの実態を生かし,今年度は,
       ・グループ学習を取り入れるねらいを明確にもって編成や活動内容等を工夫して

            いくとともに,全 体での共 有や比較,発表の仕方など指導の工夫。
       ・問題解決的な学習過程における導入,展開,まとめの段階の発問をより吟味す

            ることで,多様 な考えを引き出しながらねらいに近づけていく授業づくり。
       ・児童の的確な実態把握とともに,大導入を大切にした単元指導計画の工夫。
      を実践していけば確かな学力を身に付けた児童生徒の育成につながるのではないか

   と考えた。
     
Ⅲ 研究主題と副題のとらえ方
  (1)「確かな学力を身に付けた児童生徒の育成」について
       確かな学力を育成するためのは,基礎的・基本的な知識・技能を確実に習得させ 

   ること,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力,判断力,表現 

   力,問題解決能力,学ぶ意欲,知識・技能,学び方,課題発見能力を育成してい

   くことが重要であり,バランスを重視する必要があると示されている。
        そこで,「確かな学力を身に付けた児童生徒」は,学習指導要領の内容を確か

   に身に付けた児童生徒ととらえ,その育成を目指していくことにする。
  (2)「実感を伴った理解」について
       ○具体的な体験を通して形づくられる理解(体得)
        ・児童が五感を働かせ,観察や実験などの具体的な体験を通して

     得られる理解。
       ○主体的な問題解決をすることで得られる知識や技能(習得)
        ・児童が身近な自然の事物・現象に興味・関心をもち,観察・実験を通して

     問題を解決し得られる知識や技能
       ○実際の自然や生活を科学的に再認識すること(納得)
        ・児童が理科の学習で学んだことを身近な自然や生活の中で感じたり

     気づいたり確かめたりすること。
    であるととらえる。 
     
Ⅳ 研究の目標
       理科・生活科において,実感を伴った理解を図るための指導の工夫を通して,

  確かな学力を身に付けた児童を育成する。
     
Ⅴ 研究の視点
  視点1 
    ・学習過程の工夫
  視点2 
    ・教材・教具の工夫
  視点3  
    ・指導体制,指導形態の工夫
 
Ⅵ 研究の基本方針
  ①教育課程での位置づけについては,研究主題は,全教育課程で目指すものであり

     理科・生活科は,重点教科・領域としてとらえている
  ②理科と生活科との関連については,生活科で培った力(科学的な見方・考え方の

     基礎・気づき)や経験を生かし,「実感を伴った理解」を図る学習へと発展させた

     のが理科の学習ととらえる。
  ③授業研究を中心にした研究推進については,理科・生活科に関する文献や推進校の

     視察,理論研究を進めていくが本校では,授業実践を通した授業研究を中心に進め

     ていく。